研究内容
ブロードバンドインターネットの普及により、IPTVや映像配信などのリアルタイム通信、ストリーミング通信が急速に普及しています。そこで、研究室ではネットワーク資源を最大限に有効利用する無線LANにおける映像配信方式をはじめ、IPTVやマルチキャスト通信に関して研究しております。
将来の次世代ネットワーク(NGN)ではモバイルサービスが大きな役割を果たします。そこで、複数ある無線システムから適切な無線システムを選択する異種無線システム間ハンドオーバに関する技術について研究しています。
また、基幹ネットワークとして用いられている光ネットワークにおいて、高効率な伝送を可能とするWDM技術、ネットワーク性能評価方法、エンド-エンドにおける品質保証経路制御方法についても研究しています。
異種無線間のハンドオーバに関する研究
複数の異なる無線システムを跨いで通信を可能とする垂直ハンドオーバ技術に注目が集まっています。そこで、効率的にハンドオーバを行なうにはどのようにすればよいのかについて研究を行なっております。
光ネットワークにおけるWDM技術に関する研究
次世代の基幹ネットワークとして呼び声の高い光ネットワークにおいて、扱えるデータ量を飛躍的に増大させるWDM(Wavelength Division
Multiplexing)技術についてその有用性と新たな可能性についての研究をおこなっています。
無線LANによるマルチメディア配信に関する研究
本研究室と早稲田大学間で2.4GHz帯無線システムによるIPネットワークを構築し、都市環境下における映像ストリーミング配信に関する研究をおこなっています。
IPTV・マルチキャスト通信に関する研究
IPネットワークを用いて高精細なTV放送、さらに多くの映像チャネルを配信可能なIPTVを解する通信業者が増加しています。しかし、IPTVは高精細な映像配信を行なうため、IPネットワークを用いる他の配信に与える影響は大きくなります。また、高速なチャネル切替や短い配信遅延時間が要求されます。
そこで、ネットワークへの負荷を抑えて効率的にサービスを提供可能なIPTVの通信方式を研究しています。
ネットワーク性能評価に関する研究
インターネットなどのネットワークはエンドエンド間のネットワーク性能が不明であるため、エンド端末が得られる情報を基にネットワークの性能を推定する技術が必要とされています。そこで、本研究室ではネットワークへ与える負荷を抑えたネットワーク性能の推定法に関する研究を行っています。
品質保証型経路制御に関する研究
近年、音声通信などリアルタイム性の高い通信が増加しています。リアルタイム通信では、エンドエンド間の遅延が問題となります。そこで、リアルタイム通信用の経路と非リアルタイム通信用の経路とを分けて経路制御することによって、リアルタイム通信の遅延を低減することを目的とした研究を行っています